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2007年 ジャム初め! [jam THE JAM]

 1月4日のジャムザワールド。この日のニュースは、安倍総理が年頭記者会見で憲法改正を参議院選挙の争点化と発言したこと、トヨタが全米販売台数で三位となりビッグスリーの一角を崩すまでになったこと、さらに、台湾新幹線開業直前に陳総統が試乗、の三本にコメントをつけました。

 憲法改正を参議院選挙の争点にしようという安倍総理の目論見は、衆議院の圧倒的多数を保持している間に、可能な限り、憲法改正の流れを作ってしまおうということなのでしょう。同時に、かつての小泉流のやり方、つまり郵政民営化を争点に押し上げて、自民党大勝の流れを作ったあの方法を真似しようとしたのかもしれません。しかし、「郵政民営化」と「憲法改正」はまるで違う。もし小泉流に「憲法改正!」と大声でわめき散らそうものなら、有権者の中に強烈な拒否感情を呼び覚ましてしまうかもれない。相変わらず安倍総理は、目をキョロキョロさせながら、小さい声で、切れ切れに、「憲法を、、、改正することを、、、私の内閣の、、、」などというように、情熱があるんだか無いんだか分からないような言い方しかできない。それはそれで「あいまい戦略」としての一貫性もあるでしょう。でも、なんだかインチキ臭い雰囲気もいっそう醸し出されてくるなあ。何より、日本国民に対してあいまいな姿勢を通す総理大臣なんて、あり得ないですよね。まるで陰謀家のようで、本当に変な総理大臣だ。

 残りの二つ、まずトヨタについては、実は「本当に強大なもの」との衝突だけは巧妙に回避するなかでの全米第三位獲得だったこと(その強大なものとは、一つは石油産業、もう一つはGMとその背後にあるアメリカ人の自尊感情)、だから、ポスト・ハイブリッド戦略こそが本当の正念場だということを述べました。台湾新幹線については、戦前の「弾丸列車構想」以来、日本の鉄道関係者が抱き続けてきた「夢」の実現という意味合いを述べました。それぞれ複雑な出来事なので、ここで述べたことだけで言い尽くせないことは当然ですけどね。
 
 カッティングエッジはフセイン処刑ビデオ流出に世界中が騒然ということで、お馴染みの中東調査会上席研究員、大野元裕さんに電話(その後、フセイン氏の遺体の映像、また別のものも流出していますね)、処刑そのものが、シーア派による報復としての意味合いが強い出来事だったことがハッキリしました。

 15MINUTESはファッション評論家でシャンソン歌手のピーコさん登場。まずはリポーターの平尾美保さんのファッションチェック(マイクロミニスカートのお薦めがありました!)、その後、この一年メディアで大きく取り上げられそうなテーマについてビーコさん独自のコメントを次々といただき、最後はシャンソンの話題でアズナブール来日にまで話が及びました。

 御存じのように、私は毎週月曜日、関西テレビのスーパーニュース・アンカーというニュース番組で、コメンテーターとしてピーコさんとご緒させていただいていますが、ジャムザワールドにゲストとしてお呼びすることは以前からの念願の一つ。その意味でも嬉しいご出演でした。上記の「年賀メール」の末尾に、ピーコさんがどんな気持ちでコメントしているかについて書きましたが、この日も、「自分と戦って」いらっしゃるピーコさんを間近に見て、身が引き締まるような思いでした。

 というわけで、それなりに順調にスタートした木曜日のジャムザワールド、              今年もよろしくお願いします!



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