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浅野史郎さんは立候補する。 [ANCHORの庭]

 昨日2日、宇多田ヒカルさんが離婚していたそうですね。たまたま昨夜のミュージック・ステーション(テレビ朝日系)を観ていたら、宇多田さん、自分の歌の歌い出し部分で声が入らず、マイクがオフになっていたのか、慌てて腰に付けた発信器をなにやらモゴモゴと操作して、途中からやっと声がマイクに乗るということがありました。観ました?

 やっぱり、離婚で動揺していたのかなあ。その後も声がフラフラしていて、なんか変でした。僕は思わずチャンネルを変えてしまったのでその後は分かりませんが、またまた番組エンディングのときに偶然テレビ朝日にチャンネルを合わせたら、タモリさんがそのことで何か謝っている様子でした。うーん、生放送は怖い、というか、テレビはある意味で真実を映し出してしまう。

 テレビ界の大先輩のある方がこんなことを言っていたのを思い出しました。

「内田君、テレビはね、映されたら全部暴かれてしまう。君の本当の姿、隠そうと思っても隠せないんだよ」って。おお怖!

さて、 2月26日のスーパーニュース・アンカーは、冒頭にアカデミー賞の助演女優賞を菊地凛子さんが逃した話。スタジオトークの時間はなかったけれど、実はこんなことを考えていました。いつもこの手の話になると「残念ですね」という雰囲気になるんだけれど、よくよく考えてみると、ほとんどの日本人は「バベル」を観ていないわけで、どのくらい残念なのかはもう一つピンとこない。ましてや菊地さんは日本国内では全く無名の存在。その人の助演女優賞受賞にヤキモキしようにも、しきれないのが実情です。ついでに言うと、興行的にも重要な日本での評判、つまり日本の映画ファンによる評価を加えずに、アカデミー賞が決まってしまうこと自体に不満がありますね。日本の観客が評価するかしないかで、少々受賞者の顔ぶれが代わったって良いんじゃないの?ところがアカデミー賞「騒ぎ」は、これから上映される映画の前宣伝になってしまっている。順序が逆ですよね。
(この「前宣伝」はこのところかなり徹底したものがあって、例えばダイアナ妃事故死と英王室を描いた「クィーン」なんかは、配給会社がおそらくタダ券を配りまくったんでしょう、試写会に大行列が出来てしまい、僕も会場に足を運んだものの中にはいることさえ出来ませんでした。まあ、僕なんかはまだ諦めもつくけど、その日に入れなかった人の中には映画評論家もいて、もの凄く怒ってました。そりゃ怒るよ。試写会の意味を完全に取り違えてるもん。)

 さらに浅野史郎前宮城県知事が都知事選に出馬するか否かについて。この日は前日に「浅野史郎さんのハートに火をつける会」が開かれたことを受けて、待望論者は「まだ脈がありそうだ」なんて慎重だったけれど、スタジオで言ったとおり、私は7~8割の確率でこの人は立候補すると思ってました。

 一つは、2月3日の毎日新聞への投稿で「そのまんま東現象」を論じた浅野さん、「「現職知事は磐石」、「相乗り候補は絶対本命」という雰囲気が蔓延し、対抗馬が出にくい状況がある。有力候補が実物大以上に大きく見える現象である。「宮崎ショック」は、この現象に風穴を開けた。立候補する勇気が、有権者に選択肢を与え、選挙に関心を集める」なんて述べていた。廻りに「俺の背中を押してくれ!」と言っているようにも聞こえる。
 
http://www.asanoshiro.org/sinbun/07/070203-mainichi.htm

 また2月8日は浅野さん59歳の誕生日だった。そして、浅野さんが会長を務める「宮城県社会福祉協議会事務局長会議」(県内各市町村社協事務局長の会議体)という大きなイベントがあり、3月いっぱいで辞めることになっている浅野さんは必ず出席すると思われていたのに、何故か欠席。しかも北海道で講演をこなした後、札幌で山口二郎さんという北海道大学大学院の教授と会っていた。この山口さん、民主党の重要なブレーンの一人と言われている人。障害者福祉を自ら「ライフワーク」と公言していた浅野さんが、この社協関連団体の会長を辞めることもキナ臭いうえ、退任の挨拶さえすっぽかして民主党ブレーンと会っていたとなれば、これは知事選に色気があると見られても仕方がない。その後、実際に「事実上の出馬宣言」をしましたが、来週中にも正式に立候補を宣言する公算です。

 東京都知事選挙はこれでかなり面白い戦いになりそうですね。石原慎太郎知事の優位は動かないけど、海外出張高額旅費問題に身内優遇、さらに三宅島公道バイクレースでのライダーたちとの衝突と、スキャンダラスなものを含めて、様々な問題を抱えている。対する浅野さん、少なくとも選挙の戦い方をよく心得ている人ですから、これは強敵でしょう。今回、浅野さんは、民主党から表だって支持や推薦をもらうのはむしろマイナスと考えるでしょう。知事選で現職を破るには無党派の有権者を固めなければならないことをよく知っている。それと、共産党の力が比較的強い地域だから、民主党の推薦などは逆効果。浅野さんにとって幸いなことに、共産党が立候補させようとしている吉田氏は共産党単独支持の元足立区長。これは、無党派のリベラルな部分の票は浅野さんに差し上げますよと言っているに等しい。万が一、共産党が吉田さんを引っ込めるようなことになれば、さらに浅野さんの得票がどーんと増える可能性がある。因みに、黒川さんは、どこかで石原氏と話し合って立候補辞退する可能性が高いと私は勝手に思ってます(違ったらゴメンナサイ)。最終的には、石原vs浅野になるんじゃないかな。
 東京知事選挙の告示は3月22日、投票は4月8日です。

 この日、他には東国原宮崎県知事の自宅に連夜の女性宿泊スキャンダル、さらに、山口組総本部に家宅捜索のニュース、と賑やかでした。特報は、影絵劇団かかし座の密着、でした。


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