SSブログ

銀座コリドー街にて [ブランチ業務日誌]

 昨日配信した<uttiiの電子版ウォッチ>の冒頭部分をご紹介します。日曜祭日を除く毎日配信している新聞4紙を読み解くメルマガですが、【はじめに】のところで好き勝手を書いています。

………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… 

昨夜は、あるイベントがあって、銀座にいました。その一角。山手線と東京高速に沿うように、土橋と泰明小学校を繋ぐ細い回廊、「コリドー街」という場所があるのをご存じでしょうか。狭い車道を挟み、両側には感じの良い飲食店が建ち並び、人々が行き交っています。

最近、コリドー街の主役は、明らかにオープンカフェ的な構造の居酒屋に移りました。歩道も広くはないので、店の前に客席を設ける形は無理のようですが、道路側の壁を取り払えるようになっていたり、あるいは大きなガラス越しに店内が見えるようになっていたり、開放的な気分が味わえそうな店が急激に増え、街の雰囲気を変えました。

一方通行というのも、重要な要素なのかもしれません。クルマの走ってくる方向が一つに限られていることで、歩行者には幾分かの安心感がもたらされているのかもしれません。そのお陰かどうか、歩行者の歩き方を見ていると、何となくですが、過度な緊張から免れているようで、ちょっと楽(らく)そうなのです。「回廊」なのに、「居場所」のようだと言ったら良いでしょうか。ここ、もう少し荒んだ印象の場所だったのですが、最近の数年で一変しました。

今気付きましたが、コリドー街が注目を浴びるきっかけは、もしかしたら、近畿大学が例の「近大マグロ」を食べさせる店をオープン(2013年12月)したことだったかもしれません。話題性十分でした。オープンカフェが増えた最近でも、一応、コリドー街の賑わいの中心は、この近大の店と、あとは行列ができる有名な寿司店と思われがちですが、どちらが街の雰囲気を支配しているかと問われれば、私はこの「オープン」の方と答えざるを得ない。見ると店の中はどこも満杯。カップルやグループがワイワイやっています。外国人も多そうです。店の中からは、美味そうな肉の焼ける匂いアルコールの芳香が、客たちの交わす膨大な会話や喧噪その他店の中で繰り広げられる一切合切とともに路上に溢れ出してくるかのようです。因みに、「銀座」と言えばとにかくモノの値段が高いように思いがちですが、この周辺に関してはそんなこともなさそうです。

日本のオープンカフェの歴史は決して古くなく、表参道に初めてできたのが94年だそうですから、まだ20年くらいのこと。色々障害があるのでしょうが、なんとか心地よい場所を東京に増やして欲しいと思います。今のところ、広尾や六本木、青山、それに銀座コリドー街くらいですかね。それも、必ずしも成功しているとは言い切れない。ただオープンにするだけでは人々の支持は得られないのかもしれません。都心を離れますが、江戸川区の葛西あたりに「候補地」があるのですが、そんな話は別の機会にしましょう。

このところ、東京には人々にとって必要な「場」が揃っているのだろうかということが頭を離れません。月に1回、第三木曜日の夜に『デモクラTV』で放送している『熟読!東京新聞』でも、今月は「東京には20万人30万人の人々が一体感をもって集まれる場所はあるのか」というテーマで空撮のリポートをお届けしました(有料ですが、一ヶ月でも会員になって頂ければアーカイブで観られますので、今からでもどうぞ)。大きな広場も、心地よい飲食街も、人々にとって必要な「場」であることに違いはありません。

さて、とりあえず、コリドー街で1回飲み会やるかな、などと都合良く考え始めた今日9月28日の<uttiiの電子版ウォッチ>、ご覧ください。

……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… 

 以上は、9月28日に配信したVol.0144の冒頭部分です。続きは<uttiiの電子版ウォッチ>でどうぞ。有料のメルマガ(一ヶ月324円)ですが、初月分は無料です。 

<uttiiの電子版ウォッチ> http://www.mag2.com/m/0001652387.html 



nice!(1) 
共通テーマ:ニュース

nice! 1

メルマガ登録・解除
 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。