白い蛇 [ブランチ業務日誌]
姿を現した、我が家の“白い守り神”。シマヘビの幼体だと思いますが、どうなんでしょう。蛇の専門家がいらっしゃったら教えてください。つぶらな瞳が可愛いです(笑)。
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廃墟に向かってまっしぐら [ブランチ業務日誌]
昨晩、停めたクルマの中でウツラウツラしながらFMを聴いていたら、ある人のコメントにビックリして目が覚めてしまいました。こういうことを語れる人がいるんだなあという感慨も一入(ひとしお)のコメントとは…。
だいたい、観光立国なんてことを言うのは、文化果つるところが最後に出してくるものであって、もう、廃墟驀地(まっしぐら)なんだもんなあ…。
ちょっと分かりにくいかもしれません。2020年東京五輪で世界中から日本に観光客がやってくるときに、地方がその人たちを呼び込むことができるか、客として獲得できるかという話の中で、ゲストの出演者が「なんでも観光に頼るのは危険で、向き不向きを考えた方がよい」と言った後に、ホストが口にしたのが先ほどのコメントだったのです。
以前、私もナビゲーターというものを担当させてもらったことのあるJ-WAVEのジャム・ザ・ワールドという番組があります。その一部で、番組中番組の形でビルトインされた「ロハス・トーク」というコーナーがあるのをご存じでしょうか。雑誌『ソトコト』の小黒一三編集長がホスト役を務め、何かしら環境問題にコミットしている各界の人物をゲストに呼んで、小黒さんとのトークを聴かせるものです。月曜から金曜までの5回分、おそらくは一度に収録して、5回分に編集しているのでしょう。生放送2時間枠の中にある10分間は、ナビゲーターにとっては「休憩時間」ともなり、リスナーにとっては生と違うテンションで、気分をリフレッシュしてくれるものになっています。
これまで、小黒さんのコメントに感心したことはあまりない(笑)のですが、今回のコメントは凄いと思いました。今週のゲストは(株)トランジットジェネラルオフィスの常務執行役員の岡田光さんという方で、同社は「空間創造総合企業」と銘打ち、「ファッション、建築、デザイン、アート、音楽、飲食など」をプロデュースするという、実に「今風な」会社のようです。ただ、この岡田さん、ものを見る目に冷徹さというか、確かさのようなものが感じられるお話しぶりでした。あるとき、「10年後のライフスタイルを考えて欲しい」と依頼されたのに、「いいことが1つも思い浮かばなかった」といいます。ご自分でも、そのことにショックを受けたとお話になっていましたが、これはそのまま、小黒さんが言う「廃墟に向かってまっしぐら」状態の、今の日本を象徴する話なのだと思います。こういう方たちにも、日本の明るい未来を描くことは困難になっているのです。
闇が広がっているなら、徹底的にその真っ暗な闇を見つめるのも一興だなと思うようになりかけている今日11月13日金曜日(!)の<uttiiの電子版ウォッチ>、ご覧ください。
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以上は、11月13日に配信した<uttiiの電子版ウォッチ>の冒頭部分です。日曜祭日を除く毎日配信している新聞4紙を読み解くメルマガですが、【はじめに】のところでこんなことも書いています。
続きは<uttiiの電子版ウォッチ>でどうぞ。有料のメルマガ(一ヶ月324円)ですが、初月分は無料です。
<uttiiの電子版ウォッチ> http://www.mag2.com/m/0001652387.html
ムクドリの大群 [ブランチ業務日誌]
こんにちは。
東京の地下鉄東西線西葛西駅周辺に、多数のムクドリが集まってきているのをご存じでしょうか。
昨日、久しぶりに駅近くを車で通りかかりましたら、なんだかザワザワと音がしているではないですか。クルマを止めて窓を開け、上を見たら、空がとんでもないことになっていました。
無数の鳥が飛んでいます。
この集まり具合は、ムクドリしかあり得ません。数千羽いるでしょうか、鳥たちは、まるで波が寄せては返すように、空のあちこちで濃淡の模様を描きながら舞っています。前には大きなクスノキが植わっていて、そこをねぐらにしている大群が、夕方になると戻ってくるらしいのです。私は1年ほど前に見たのが初めてでした。久しぶりに眼にしたムクドリの大群、以前より、かなり数が多くなっているように感じました。
糞公害だとかうるさいとか言って、鳥を嫌がる人たちも多く、江戸川区は毎週高圧洗浄機で掃除することになっていると、どこかのテレビ番組で報じられたこともありました。ただ、対策といっても、ちょっと手の施しようがない。いっそ諦めて、自然の力の大きさを知るよい機会として、むしろ野生生物との触れ合いを味わった方がいいと思います。内田は鳥が大好きなので、鳥サイドからものを言うことが多い分、ここのところはどうぞ割り引いて読んで下さって結構です(笑)。
しかし、同じ種類の動物を一度にたくさん観る機会というのは、あるようで、案外無いですね。蜘蛛の子を散らすといっても数十かせいぜい100、スズメバチに巣を襲われたミツバチが応戦している様を見たことがありますが、出動していたのは200匹ぐらいだったかな。アリはたくさんいるようですが、巣が地下にあるので、まとめてみることは案外ない。越冬中のカメムシは500から1000のオーダーでしょうか、これはかなり多かったけれど、そんな程度。
テレビで見るニュージーランドあたりの羊の群れは凄い頭数ですが、国内ではどうでしょう。放牧されている牛の群だって、せいぜい100頭止まり。虫に戻って、赤とんぼ、カマキリの仔、雪虫…。ゲジゲジはたくさんいるんじゃなくて足が多いだけ。同時に3匹見たことがあり、本当に気持ち悪かった。関係ないですか。ということで、ここまでで最多はカメムシ、ということになりますね。
人間はどうでしょう。後楽園や甲子園サイズの球場だと6万人規模ですかね。これは凄い。新しく作られてしまうらしい国立競技場は8万人収容とか。安保法制に反対して8月末の日曜日に国会前に集まった人の数はもっと凄い。主催者発表で12万人でした。弾圧が始まるまでの天安門広場には50万とも100万ともいわれる学生や市民が集まっていました。68年パリ五月革命の時のカルチェ・ラタンはどうだったんだろう…。ゼネストに参加した人は1000万人とも言われている。同じ年のアメリカ大統領選、シカゴの民主党大会も凄かったらしいし、69年のウッドストックには40万人が集まった…。
おそらく人間は、生物界で最も集まることが好きな種なのだと思います。そして人間が集まる理由は三つ。スポーツの熱狂と音楽の熱狂、そして政治的な熱狂。どの熱狂にも足を掬われないよう注意しなければいけないですが、それでも私たちは集まって、何事かを成し遂げる、きっとそのように宿命付けられているのではないか、そんな気がしてきた今日10月30日の<uttiiの電子版ウォッチ>、ご覧ください。
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10月30日に配信した<uttiiの電子版ウォッチ>の冒頭部分です。日曜祭日を除く毎日配信している新聞4紙を読み解くメルマガですが、【はじめに】のところでこんなことも書いています。 続きは<uttiiの電子版ウォッチ>でどうぞ。有料のメルマガ(一ヶ月324円)ですが、初月分は無料ですよ。
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TOKYOハンバーグ公演 [ブランチ業務日誌]
11月4日に配信した<uttiiの電子版ウォッチ>の冒頭部分を加筆の上、ご紹介します。日曜祭日を除く毎日配信している新聞4紙を読み解くメルマガですが、【はじめに】のところでこんなことも書いています。
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先週の「デモくらジオ」でゲスト出演してくださった大西弘記さんの新作、『最後に歩く道』(劇団TOKYOハンバーグ)を観てきました。熊本市の動物愛護センターが殺処分ゼロを実現した事をきっかけに、大西さんが熊本を取材し、書き上げた渾身の作品です。パンフレットには、こんなことが書いてありました。
「犬と猫と、それを捨てる人と、それを守りたいと願いながらも殺す人と」
舞台には動物愛護センターの職員たち、捨て犬や捨て猫を保護しているボランティア、そして犬や猫が登場します。犬や猫を捨てる人たちは出てきませんが、舞台上の職員や犬猫たちの上に、巨大な暗雲のような存在として、覆い被さっているようなものがあり、それこそ主人公、いや被告に他ならないのではないかと感じました。もちろん、私たちの内側に潜んでいる何かです。このところ涙腺が弱くなっているから余計にそうなのですが、私は何度も流れ落ちる涙を拭わなければなりませんでした。
経営破綻して行方をくらましたブリーダーの犬舎に、職員たちが向かうシーンがあります。取り残された犬たちの惨めな状態に、呆然とする職員たち。なぜこんな事が起こるのか。一人の職員が叫びます。「金を出して犬を買う人がいるからだよ!」
台詞の引用は正確でないかもしれません。そういう意味のことを彼は叫んでいました。本当にそうです。犬を、金を出して買う人がいる。たくさんいる。だから商売が成り立ち、産業として犬を増やし、売れないもの、商売に不都合なものは処分するしかない。商売は時として失敗するから、丸ごと放り出す輩もいる。逃げたブリーダーは、もしかしたら「心優しい」人で、犬を殺すことができなかっただけなのかもしれない。でも、責任を放棄した。そして、犬を守りたい職員たちが代わりに殺すことになる。「誰かがやらなければならない仕事」として。
大西さんはいつも直球勝負。裸で逃げ出したくなるような大問題を正面から観客に突きつけては、心の中に潜んでいる葛藤を次々と抉り出してくれます。劇団TOKYOハンバーグの『最後に歩く道』は、11月8日日曜日まで。会場は、東京・新宿のサンモールスタジオです。チケット前売り、当日券についてはTOKYOハンバーグのホームページから確認してください。
来年は劇団ができて10年だそうで。東日本大震災を背景にした作品『愛、あるいは哀、それは相』(私も観ました)に手を入れ、震災5年を機に再び上演するということです。これからも楽しみな劇団TOKYOハンバーグをもっと皆さんに知ってもらいたいと思う今日11月4日、休み明けの<uttiiの電子版ウォッチ>、ご覧ください。
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富有柿 [ブランチ業務日誌]
11月2日に配信した<uttiiの電子版ウォッチ>の冒頭部分を、一部加筆の上、ご紹介します。日曜祭日を除く毎日配信している新聞4紙を読み解くメルマガですが、【はじめに】のところでこんなことも書いています。
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昨夜、富有柿を食べました。
私は柿が大好きです。
ゴッドファーザー「愛のテーマ」が流れる室内。窓の外を見ながら私は呟いた。「柿は好きか?」と。「ええ、好きですけど…」と女が怪訝そうに答える。私はドスの効いた強い声で「俺は、おまえの何倍も好きだ!」とまるで吐き捨てるかのように言い、外を見たまま柿をかじる…。そのくらい、私は柿が大好きです。(はは。ちょっと前のチョコのCMのパクリですよ)
ワケがあります。子どもの頃、家族の中で私だけ、柿を食べさせてもらえませんでした。
虐待、ではありません。多分。
親は、私が小さい頃に柿を食べて疫痢(子どもがかかる赤痢ですね)になったと言うのです。たまたま食べた柿に病原菌がついていたのかもしれませんが、この地上の柿すべてに責任があるはずもなく、親がなぜそんなふうに考えたのか…。死亡率の高い病気ですから、過剰に心配したということなのか、ひょっとしたら、夫婦間で「だから食べさせない方がいいと言ったじゃないか!」みたいな話になり、「この子はきっと柿に弱い子なんです!」というような飛躍から、「だったら、もう誠には柿を食べさせない!」みたいな、ひどく意固地で、その上、私にとっては完全にとばっちり的かつ無慈悲な結論が押しつけられたのかもしれない、いやいや、本当のことは分かりません。ですが、実際、私は「食べたら死ぬ」みたいに脅され続け、家族が柿を食べているのを、本当に羨ましく見つめているだけでした。
柿を食べてもよいという許しが出たのは、私が中学生になってからだったと思います。説明も何もない、呆気ない転換でした。その柿は本当に美味かった。長きにわたる断食が効きました。ものを食べて感動することは度々ありましたが、あの感動は私にしか理解できないもの、今もそう信じています。
さて、富有柿。比較的値段の高い柿でして、だからというわけではないですが、実はあまり食べない柿です。肉質が堅く、歯ごたえがあって甘いのが特徴かな。柿特有の、あの不思議な香りが強くないので、評価が分かれるのではないかと勝手に思っています。好きな人は、「柿の王様」みたいに持ち上げますね。私のように、柿の最も柿らしい香りや味を本能的にガツガツ求めてしまう特異体質の人間(そんなふうに育てられました…)からすると、大したことのない柿なのです。柿は値段じゃありません。
11月に入り、お店に並ぶ柿の種類も増えてきました。私には本当に豊かな光景に思えます。そんな光り輝く柿色を瞼に浮かべつつ、今日11月2日の<uttiiの電子版ウォッチ>と参りましょう。
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ノーベル物理学賞 [ブランチ業務日誌]
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ノーベル医学生理学賞 [ブランチ業務日誌]
以上は、10月6日に配信したVol.0151の冒頭部分です。続きは<uttiiの電子版ウォッチ>でどうぞ。有料のメルマガ(一ヶ月324円)ですが、初月分は無料です。
銀座コリドー街にて [ブランチ業務日誌]
昨日配信した<uttiiの電子版ウォッチ>の冒頭部分をご紹介します。日曜祭日を除く毎日配信している新聞4紙を読み解くメルマガですが、【はじめに】のところで好き勝手を書いています。
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昨夜は、あるイベントがあって、銀座にいました。その一角。山手線と東京高速に沿うように、土橋と泰明小学校を繋ぐ細い回廊、「コリドー街」という場所があるのをご存じでしょうか。狭い車道を挟み、両側には感じの良い飲食店が建ち並び、人々が行き交っています。
最近、コリドー街の主役は、明らかにオープンカフェ的な構造の居酒屋に移りました。歩道も広くはないので、店の前に客席を設ける形は無理のようですが、道路側の壁を取り払えるようになっていたり、あるいは大きなガラス越しに店内が見えるようになっていたり、開放的な気分が味わえそうな店が急激に増え、街の雰囲気を変えました。
一方通行というのも、重要な要素なのかもしれません。クルマの走ってくる方向が一つに限られていることで、歩行者には幾分かの安心感がもたらされているのかもしれません。そのお陰かどうか、歩行者の歩き方を見ていると、何となくですが、過度な緊張から免れているようで、ちょっと楽(らく)そうなのです。「回廊」なのに、「居場所」のようだと言ったら良いでしょうか。ここ、もう少し荒んだ印象の場所だったのですが、最近の数年で一変しました。
今気付きましたが、コリドー街が注目を浴びるきっかけは、もしかしたら、近畿大学が例の「近大マグロ」を食べさせる店をオープン(2013年12月)したことだったかもしれません。話題性十分でした。オープンカフェが増えた最近でも、一応、コリドー街の賑わいの中心は、この近大の店と、あとは行列ができる有名な寿司店と思われがちですが、どちらが街の雰囲気を支配しているかと問われれば、私はこの「オープン」の方と答えざるを得ない。見ると店の中はどこも満杯。カップルやグループがワイワイやっています。外国人も多そうです。店の中からは、美味そうな肉の焼ける匂いやアルコールの芳香が、客たちの交わす膨大な会話や喧噪その他店の中で繰り広げられる一切合切とともに路上に溢れ出してくるかのようです。因みに、「銀座」と言えばとにかくモノの値段が高いように思いがちですが、この周辺に関してはそんなこともなさそうです。
日本のオープンカフェの歴史は決して古くなく、表参道に初めてできたのが94年だそうですから、まだ20年くらいのこと。色々障害があるのでしょうが、なんとか心地よい場所を東京に増やして欲しいと思います。今のところ、広尾や六本木、青山、それに銀座コリドー街くらいですかね。それも、必ずしも成功しているとは言い切れない。ただオープンにするだけでは人々の支持は得られないのかもしれません。都心を離れますが、江戸川区の葛西あたりに「候補地」があるのですが、そんな話は別の機会にしましょう。
このところ、東京には人々にとって必要な「場」が揃っているのだろうかということが頭を離れません。月に1回、第三木曜日の夜に『デモクラTV』で放送している『熟読!東京新聞』でも、今月は「東京には20万人30万人の人々が一体感をもって集まれる場所はあるのか」というテーマで空撮のリポートをお届けしました(有料ですが、一ヶ月でも会員になって頂ければアーカイブで観られますので、今からでもどうぞ)。大きな広場も、心地よい飲食街も、人々にとって必要な「場」であることに違いはありません。
さて、とりあえず、コリドー街で1回飲み会やるかな、などと都合良く考え始めた今日9月28日の<uttiiの電子版ウォッチ>、ご覧ください。
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以上は、9月28日に配信したVol.0144の冒頭部分です。続きは<uttiiの電子版ウォッチ>でどうぞ。有料のメルマガ(一ヶ月324円)ですが、初月分は無料です。
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