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中田英寿選手引退とは驚いた [ANCHORの庭]

サッカー日本代表の中田英寿選手の引退発表、衝撃的でした。サッカー関係者が望んでいるコーチ就任とかゆくゆくの監督就任とか、どうやらなさそうな感じ。以前から実業家っぽいところがあった人だから、まあ、そういうこともアリなんでしょう。因みに、中田さんが執行役員を務める東ハト製菓を、山崎製パンが買収することになったようですね。関係ないか、、、。

それにしても、こりゃちょっとサボりすぎですよね。6月26日のスーパーニュースアンカーからご報告がまだでした。今から全部振り返るのも何だから、一つだけで勘弁。例の東大阪大学の学生間に起こったもめ事から、ついには集団暴行、生き埋めによる二人殺害という凄惨な事件に発展した件です。東大阪大学というのはもともとは布施女子短期大学という学校で、数年前に男女共学、四年生の大学となり、こども学部こども学科単一の大学としてスタートしたらしい。東大阪市はと言えば、四つの町が合併してできた比較的新しい市で、大阪市と奈良の生駒山の間を、丁度回廊のようにつなぐベッドタウンです。日曜日の市長選挙では共産党員市長が返り咲きをし、再び話題になりました。私は、国民健康保険や国民年金の取材で何度となく訪れたことがあり、ある意味懐かしい町です。町工場というと東京の大森が有名ですが、東大阪は関西圏では町工場が最も集中している地域で、「下町から人工衛星を!」という楽しいスローガンでも話題になりました。花園ラグビー場があったり、司馬遼太郎さん、「モーニング娘。」のプロデューサー「つんく」さんの出身地でもあります。因みに、東大阪市で大学といえば近畿大学が最も知られていて、偶然でしょうが、近大傘下の短大にもこども学科があります。

件そのものについては、主犯と見られていた容疑者の他に、犯行のアイデアを提供した大阪府立大学生の存在があぶり出されてきたというのが新しいところだと思います。この点、当日はまだ明らかになっておらず、むしろ「暴力団の影」を完全に無いものとするのは早いと思い、スタジオでは「生き埋めにされたのは産廃関連施設。産廃処理の業界は暴力団が目を付けやすい業界の一つだから、まだ暴力団が関係している可能性も残っている」と言っておきました。まだ、この線に沿う情報は出てきていません。

さて、7月3日のアンカーもここで紹介しておきましょう。最も大きなニュースは、滋賀県知事選挙で、マスコミもノーマークだった嘉田由紀子さんの当選でした。これ、かなり大きなニュースです。9000億円の負債を抱えた滋賀県財政の問題がありながら着工が強行された新幹線新駅。反対する人々が住民投票条例を栗東市議会と県議会の双方で否決されたとき、残る手段は、知事選に勝って予算を凍結することだけだったというのが、嘉田陣営による選挙戦の基本的な意義付けです。結果は大方の予想を裏切る嘉田さんの大勝。敢えて小泉改革とは言いませんが、公共事業を巡るカネの流れが補助金から自治体予算に大きくシフトした結果、自治体住民の自己決定権が大幅に向上したよい例だと思います。それにしても、古くさい公共事業がまだ生き残っていたんだなあと、ある種の感慨がありました。嘉田さん、これから少数与党で立ち向かう県議会が大きな壁だけど、どうか、頑張って欲しいものです。

この知事選挙の結果が及ぼす影響は計り知れない。上に書いた自治体住民の自己決定権のことを別にしても、次の二点が大きい。一つは、今年四月の千葉七区衆院補選で民主党の新人が当選して以来、沖縄県・沖縄市、山口県・岩国市、広島県・東広島市と重要な市長選挙でいずれも非自民候補が勝つ流れができていて、今回の滋賀県知事選でも確認されたこと。来年夏の参議院議員選挙に与える影響は甚大でしょう。さらに、自民党との相乗りをやめたはずの民主党が今回の選挙で「例外」として相乗りしてしまった結果、民主党自身が有権者の意識の流れを十分捉えきれない政党になっていたことがハッキリしてしまったこと。これ、小沢さんは訪中のさなかですが、帰国してから色々なことがあるでしょう。滋賀県連などは戦々恐々じゃないでしょうか。ここから先、自民党と民主党のつばぜり合いが、新しい段階に入ってくるような気がします。どちらが間違いに気付き、いち早く有権者の支持を取り付けられるのか。大袈裟に聞こえるかもしれないけど、ここが日本の岐路だと言っても言い過ぎではない。

もう一つ、「ニホンザルと仲良しの女の子」についての特報、これはなかなか含蓄のあるドキュメントでしたね。他局のニュースでもフラッシュ的に扱われることがあったようですが、アンカーでは本格的にお伝えしました。

こう見えても私、ニホンザルについては結構詳しい(ホントか?)んですけど、人間の女の子が基本的には野生のサルの赤ちゃんを抱いたり、口移しで餌を与えたりできるのは凄いことです。因みに、ニホンザルには集団生活に伴う様々な「文化」(文化的な習性)があり若い雌は、子持ちの雌から赤ちゃんザルを借り受け、抱っこの練習をしたりすることが知られています。映像を見ていて、あの女の子は、サルの母親から「若い雌」としての認知を受けたのかなと思ったのはそういう理由があったからです。あと、女の子はまだ三歳の頃からサルの群のなかで過ごす時間があったようですね。これも、ニホンザルの社会では頷けるところがある話で、例えばボスザルは他のサルが餌を最初に食べようとすれば威嚇したり攻撃したりして追っ払ってしまう。ところが、赤ちゃんザルに関しては全く違う反応を示し、むしろ、ボスの方が飛び退いてしまうのです。これ、群のなかの弱者というか、次世代を担うものを大事にするという方向の習性ですよね。あの女の子が群のなかで遊んだり過ごしたりさせてもらえたのは、サルたちに「弱きもの」「幼きもの」として承認されたからではないかと思い当たりました。若い娘には子育ての実地訓練をさせ、赤ちゃんは無条件で大事にする。これ、人間社会よりずっと賢い集団のような気がしませんか?ま、ちょっと読み込み過ぎだったらゴメンナサイ。

えーと、最後に再びサッカーの話。中田英寿選手の引退表明がありましたが、ワールドカップ自体はまもなく準決勝が始まりますね。私の予想は、ドイツとポルトガルの決勝でドイツが勝つというものです。もともとブラジル優勝を固く信じていたんだけど、こうなったらドイツしかない!(サッカースタイルとして好きなのは、ブラジルを除けばポルトガルなんだけど、、、)

関西テレビ「スーパーニュース・アンカー」


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