ミサイルとカリスマ整形外科医

先週７月６日のジャムザワールド、この日のニュースは、北朝鮮のミサイル発射に金英男氏による日本人記者団との会見と、「北朝鮮がらみ」でした。当然、この二つがヘッドラインの頭二つになりましたが、三番目に何を持ってくるべきかで悩んだ結果、「王監督の手術」を選びました。本当に早く良くなって欲しいなあ、と思います。

北朝鮮のミサイル発射問題については、当然ながら、国連安保理に日本を含む八カ国が共同で提出した制裁決議案に対し、中国が拒否権を発動するか否かが重要な分岐点になると思っていたら、ここにきて「中国・ロシア合同提出による非難決議案」ですか。「制裁決議」と「議長声明」の間を取って「非難決議」。決議は決議でも、「制裁」じゃなくて「非難」に止めるということですね。国際間の駆け引きは全く予測不可能な展開をしますが、中国は、議長声明の線で押してくると思われていたから、「意外と高めに投げてきたな」という感じでしょうか。ま、でも、この辺まではまだ想定内といっても良い範囲。問題はこれからですね。日本は、その非難決議の中にどこまで制裁的な要素を反映させることができるか。外交交渉の力が試されるときなのではないでしょうか。

１５ＭＩＮＵＴＥＳは、「カリスマ整形外科女医」の娘が身代金誘拐事件の被害者となったあの事件をきっかけにして、「整形外科医の現状」をテーマに選びました。現役の整形外科医をスタジオにお招きして、色々聞きました。一言でいえば、この「治療」には際限がないというのがキーポイントでしょうか。「患者」は限りなく「顧客」に近い存在になっているのがこの世界なのではないでしょうか。個人の自由は最大限尊重されるべきですが。