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ノーベル医学生理学賞 [ブランチ業務日誌]

 今日配信した<uttiiの電子版ウォッチ>の冒頭部分をご紹介します。日曜祭日を除く毎日配信している新聞4紙を読み解くメルマガですが、【はじめに】のところでこんなことも書いています。 
 
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ノーベル賞の医学・生理学賞に北里大学の大村智特別栄誉教授が選ばれました。大村さんが発見した物質から開発された薬を1年に1度飲むだけで、寄生虫による感染症で失明の恐れがある恐ろしい病気から免れることができるのだそうです。凄いことですね。毎年3億人の人が予防薬として飲んでいるとか。

大村さんは、地中の微生物が作り出す物質を探し求め、なんと450種も発見してきたらしい。その一つに付けられたのが「エバーメクチン」という名前…。えっ!もしかして…と思ったら、やっぱりそうでした!その薬、我が家の愛犬、大ちゃんもお世話になっているのです!

犬の病気といえばフィラリア。蚊が媒介する病気で、フィラリア線虫が体内で繁殖し、最後はお腹がパンパンに膨れて死んでしまう。私たちと大ちゃんの住んでいるこの南関東エリアは、フィラリアの猖獗地帯だとかで、蚊に刺されるシーズンを中心に、飼い主は気を抜くことができません。で、抗フィラリアの予防薬として飲む薬が、我が家の場合「イベルメック」(商品名)、そうです、「エバーメクチン」を使った動物用の寄生虫駆除薬なのです。この薬のお陰もあって、犬に長生きをさせることができる。少なくとも、フィラリアで死なせてしまう危険性は非常に小さくなっているわけですね。

フィラリアは牛や豚も感染するので、畜産業でも使われています。いや、多分、この薬を使わなければ現代の畜産業は成立しないのではないかと思われるほど、重要な動物薬の一つなのです(牛肉で残留イベルメクチンが問題になったことはあるようですが…)。数々の受賞歴をお持ちの大村さんですが、ノーベル賞受賞、当然のことなのだと思います。

今月分の薬を飲ませる日が昨日だったことを思い出して大ちゃんに謝らなければならなくなった間抜けな飼い主、内田誠がお送りする今日10月6日の<uttiiの電子版ウォッチ>、ご覧ください。
 
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 以上は、10月6日に配信したVol.0151の冒頭部分です。続きは<uttiiの電子版ウォッチ>でどうぞ。有料のメルマガ(一ヶ月324円)ですが、初月分は無料です。 

<uttiiの電子版ウォッチ> http://www.mag2.com/m/0001652387.html  

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