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格安航空会社を使ってみた(その1) [uttiiの電子版ウォッチ]

先週からお届けしてきました「上海話」。あと1つで、一応の締めくくりということになります。ただし、五つ目のテーマ、話が少し長めになりそうですので、今回と次回の2回に分けてお届けしたいと思います。今回のテーマ、実は、厳密に言うと“上海”の話ではなく、行き帰りの飛行機の話なのです。これが、色々と面白かった。

今回初めて、LCCというもののお世話になりました。ロー・コスト・キャリアー。運賃が格安になっていることが特徴の航空会社を、略してLCCと呼びます。それ以前からある航空会社をわざわざ“レガシー”と呼んだりするのは、新興勢力であるLCCと区別する意味合いがあるのではないかと、これは私の勝手な想像ですが、思っています。

とはいえ、日本のLCCのなかには、日本航空や全日空の傘下に入っているものもあります。譬えは悪いですが、バブル期の銀行とノンバンクの関係みたいなことでしょうか。ピーチアビエーションとバニラ・エアは全日空系、ジェットスター航空は日本航空系と言ってよさそうです。“独立系”を含め、資本関係はそれぞれに複雑ですが、要は、サービス簡素化などコスト削減を徹底し、安い値段で乗れるようにした飛行機ということで、これまで飛行機を利用してこなかった人たちにも乗ってもらい、新しい需要を開拓していこう、という動きが背景にあります。

さて、私がお世話になったのは、春秋航空という、中国系の航空会社でした。中国では初の、そして最大のLCCだそうで、中国の国内各地を結ぶほか、日本との間に国際便も飛ばしている大手です。経営トップの王正華さんは、乗客の「立ち乗り」を検討していると言ってみたり、「片道1円航空券」をぶち上げたりと、物議を醸すのも巧みな辣腕経営者。立志伝中の人物でもありますから、きっと、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。

コストダウンは様々な方法を駆使して行われているようでした。乗客が実感できることで挙げると、座席の間隔を狭めて大勢の客を乗せている、機内サービスはほとんどなく、あっても有料、ボーディングブリッジではなく、懐かしいタラップを使用…といったところでしょうか。乗務員の採用方法や訓練方法とか、目に見えないところでも、とにかくコストは削りに削り、「1円の無駄も許さない」。これが“LCCの本分”と言うわけです。

今回のフライトで実感したことをいくつか挙げていきますが、今回はここで“寸止め”(笑)。ここから先は次回のお楽しみということに。それでは、11月21日月曜日の<uttiiの電子版ウォッチ>と参ります。
 
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*茨城空港に駐機中の春秋航空、A320。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
*こちらは上海浦東空港で。 
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以上は、11月21日に配信した<uttiiの電子版ウォッチ>の冒頭部分をもとに、加筆したものです。本体は、土曜・日曜・祭日と新聞休刊日の翌日を除き、毎日配信している新聞4紙を読み解くメルマガです。【ショートバージョン】は午前中に、【フルバージョン】は当日中に配信しています。続きは<uttiiの電子版ウォッチ>でどうぞ。有料ですが格安のメルマガ(一ヶ月324円)、しかも初月分は無料です。 

<uttiiの電子版ウォッチ> http://www.mag2.com/m/0001652387.html    


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